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ため池除染「薄層浚渫技術」

ため池内の底質表層に堆積する高濃度放射性物質を効率良く除去できる工法です。 薄層浚渫専用装置(フロート式スクレーパー)を作業者が操作し、設定した深度までの底質を吸引し、吸引後の汚染底質は、ろ布重力脱水又は機械式脱水システムにて脱水減容化を行ないます。 汚染水は天然素材を原料とするネオナイト(除染凝集吸着剤)を使用して、検出限界値以下まで取り除き安全を確認した後放流します。

特許取得・福島県実証事業採用技術

特徴

技術評価:低コスト、コンパクトな技術としての適用性が認められました。

特許取得済 特許第6095148号 底質除去システム、底質除去装置及び底質除去方法

浚渫除染作業

浚渫除染作業

ため池の両端に作業員を配置し、薄層浚渫装置(ネオナイトスクレーパー)とホースをロープで牽引移動させながら底質の表層のみを吸い取っていきます。吸引除去された底質表層の放射性物質で汚染された泥土はポンプで圧送されます。

脱水減容化装置

天然鉱物を使用したネオナイト除染剤を使用したネオナイト工法は排水・汚泥・土壌・廃棄物処理に多くの実績があり自然にやさしい工法です。脱水装置(ネオナイトセパレーター)やろ布式の重力脱水装置にて脱水減容化を行ないます。 脱水に伴い発生した汚染水は、天然素材を原料とするネオナイト(除染剤)を使用し、検出限界値以下まで放射性物質を取り除き安全な水を放流します。

脱水減容化装置

薄層浚渫装置(ネオナイトスクレーパー)構造・特徴

構造 遠隔操作によって空気を増減させて浮上・潜水するポンプ浚渫方式
特徴 底質の表層部分だけを選択的に除去(薄層浚渫)
撹拌翼の回転力で汚泥を均一化し高濃度で吸引搬送
ため池薄層浚渫技術

※エアタンク1~3により潜水又は浮上
※浚渫深(攪拌翼による掘削深さ)は15cm(ただし,底面の凹凸状態による)
※この最新機種は、福島県実証事業の実証後、指摘を受けた部分を改善する為、試験を重ねながら設計変更や改良を行い、浚渫量や能力が更にパワーアップしております。

主要機器

ため池薄層浚渫技術

処理フロー

汚泥の吸引
葉っぱや枝を分離
汚泥の脱水減容化
分離した汚染水の除染処理
分析
清水の放流
性能 浚渫能力
(1機あたり)
10〜30m2/h
(深度15cm浚渫時)
浚渫汚泥濃度
(SS:mg/L)
最大:130,000mg/L
(ヘドロ状)
浚渫深度 5、10、15cmの3段階で調整
浚渫幅 120〜150cm/回
施工条件 貯水状況 最低水位75cm以上
対策面積
(施工規模)
ため池の縦横の長さのどちらかが200m程度以下、土手から湖底面までが7m未満(水深が7m以上は別途追加設備必要)
仮設用池 水処理設備、フレコン仮置き場
不適合条件 池に水が無い場合
その他作業 (1)池内に流木や石などの堆積物の除去
(2)葦やススキなどの刈り取り・除去
標準施工単価 15,000~50,000円 /m2
(施工条件によって変動します)
ため池薄層浚渫技術

浚渫工程サイクル

浚渫工程サイクル

事業参入企業募集(協力企業公募)

請負業者 (株)ネオナイトより機器類一式を借りて除染工事として請負う企業 ※研修制度あり
下請(常用) 常用契約で機器操作、設置撤去など作業を行う企業
公募期間 第1回平成29年4月~平成29年9月迄
第2回平成29年12月~平成30年3月迄(予定)
第3回以降はホームページの新着情報にてお知らせします

実績(随時更新中)

福島県 平成27年度 福島県ため池等放射性物質対策公募技術実証事業
三春町 平成28年度 福島再生加速化交付金(農業水利施設等保全再生事業)
ため池放射性物質対策業務
国見町 平成28年度 農山村地域復興基盤整備事業ため池放射性物質対策業務委託
(観月台沼・観月台(下))

お見積・ご相談

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全国ネオナイト工法振興協会のサイトへ(http://www.neonite.net/)
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